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単著  1994.12.15
情況出版社(東京) ヘーゲル--時代を先駆ける弁証法
 『宗教哲学講義』の最新版に基づいて、三部構成のおのおのにつき、各年度ごとの編成原理と構成の変化を歴史的-構造的視点から考察し、「宗教哲学」講義全体の形成過程を概観した。
上妻精、高山守、竹村喜一郎、長谷川宏編著、佐藤康邦、岩城見一ほか8名。67~87(21 頁)

単著  1994.11.1.,12.1
情況 1994年11月、12月号(情況出版社)
 「宗教哲学」講義の歴史的背景をシュライアーマッハーとの対決を軸に解明した。この対決を単なる神学的論争としてではなく、プロテスタント教会の合同という当時のプロイセンの宗教政策との関わりで明らかにした。このなかで、新敬虔主義という新しい神学的勢力の攻撃を受けて、ヘーゲルとシュライアーマッハーとが同盟を求めるにいたるという新しい事実をつきとめた。(上)ヘーゲル学派の形成 128~145 頁(18 頁) 、(下)宗教反動に対するヘーゲルとシュライアーマッハーとの共同戦線 104~121 頁(18 頁)

単著  1994.7.30
静岡大学人文学部 人文論集 第45-1号
 『宗教哲学講義』の最新版に基づいて、「序論」と「第一部 宗教の概念」の各年度ごとの編成原理と構成の変化を歴史的-構造的視点から考察し、「宗教哲学」の形成過程を解明した。円熟した「体系家ヘーゲル」というイメージに反し、初年度には目を覆いたくなるような破綻に陥っていき、講義の体系的原理が確立したのは、やっと三回目の一八二七年であったことを明らかにした。59~95頁(37 頁)

単著  1993.7.29
東北哲学会年報 第9号
 ベルリン時代のテクストのなかで宗教と国家の関係をめぐる思想的変遷をたどり、ヘーゲルが「プロテスタンティズム」を主体的な自由の原理の旗印として掲げるようになったことを解明し、その意味を「世俗化」テーゼとのかかわりにおいて考察した。52~59頁(8頁)

単著  1993.7.20
現代思想 第21巻 8号(青土社)
ユダヤ教はヘーゲルが青年期から強い関心を寄せてきた宗教でありながら、意外にも、「宗教哲学」のなかで位置づけと評価がもっとも激しく変化した宗教だった。この変化を学期ごとに解明し、そこに汎神論攻撃を受けての対応の変化や七月革命の影響、さらにはドイツにおけるユダヤ人問題など重要な要素がかかわっていたことを明らかにした。168 ~179 頁(12 頁)

単著  1993.1.31
静岡大学人文学部 人文論集 第43-2号
「宗教哲学」講義の資料状況と旧版の成り立ちと性格を検討し、『宗教哲学講義』の最新版(1983-85) の成り立ちと画期的な意義を明らかにした。61~109 頁(49)

単著  1993.1.20
静岡大学哲学会 文化と哲学 第10号
ヘーゲルが七月革命から受けた衝撃の意味を、近代における国家と宗教の関係をめぐる問題としてとらえ、これまでの研究で活用されなかった「歴史哲学」と「宗教哲学」の二つの最終講義のなかに、最晩年の思想的境位をさぐる。21~42頁(22 頁)

1992.7.11,12.20
ヘーゲル研究 第25,27号( ヘーゲル研究会)
近年発見されたシュトラウスによるヘーゲル「宗教哲学」講義要録を、その意義を解説して、訳出した。1 ~10,1~9 頁( 計20頁)

共著  1992.2.15
弘文堂(東京)  739頁
日本のヘーゲル学の総力をあげてつくられた国際的にも例のない本格的なヘーゲル事典。加藤尚武ほか編。分担: フランスにおけるヘーゲル研究という大項目をはじめ、愛、祭祀、世界の散文、フランスのヘーゲル研究など15項目担当。クロノロジーの作成にもかかわり、とくに第2刷改訂版でベルリン期の執筆年代をより正確なものにした。

単著  1991.1.31
静岡大学人文学部 人文論集 第41号
しばしば誤解されている「芸術の終焉」というヘーゲル美学のテーゼを芸術の未来についての予断としてではなく、近代の芸術の本質をとらえた芸術の歴史的-社会的機能の変化についての論述と見る。そこにギリシア的芸術がもつ機能喪失への両義的な歴史意識と言語芸術の観念性の問題を探る。29~51頁(23 頁)

単著  1991.6.
ヘーゲル研究会通信 第4号
1990年2月に開設されるヘーゲル記念館(ヘーゲルの生家)を開設直後に取材した様子をテュービンゲンから書き送ったもの。
 

単著  1988.12.10
世界思想社(京都)ヘ-ゲル哲学の現在
フランスにおけるヘーゲル受容の転回を、コジェーヴの人間学的解釈(その影響下にあるサルトル)から、イポリットの存在論的解釈(その影響下にあるフーコー、デリダ)へとたどり、ポストモダンの一面性を乗り越える道をメルロ=ポンティのすぐれたヘーゲル読解のなかにみる。加藤尚武ほか篇。112 ~130 頁(19 頁)

単著  1987.11.23
文化と哲学 第6 号( 静岡大学哲学会) 
メルロ=ポンティの遺作「世界の散文」がヘーゲルの美学の言葉であることはよく知られていたが、なぜこのタイトルが用いられているのかは謎であった。両者の言語論の比較からこの謎に迫った。メルロ=ポンティの表現の現象学とヘーゲルの外化の弁証法とをつなぐ道をつけることで、言語・芸術論をこえる行為論、さらに社会・歴史論へとひろがる思想的射程を明らかにした。28~50頁(23頁)

単著  1987.3.3
法政大学出版局(東京) ヘーゲル読本
青年期ヘーゲルの思想を、共和国における祝祭への憧憬から発して、愛と運命の思索をへて、所有関係(市民社会)を包摂した近代国家論への展開としてとらえた。
加藤尚武編。66~76頁(11 頁)。
 

単著  1983.10.1
理想 第605 号『精神現象学』研究(理想社)
『精神現象学』の「宗教」の章の聖餐論のなかに、対象性を克服する最終段階があるとの見通しのもとに、難解なキリスト教論を祝祭論の視点から読み解く。教団の祭祀における和解のなかに「他において自己のもとにある」という自由の概念があり、社会哲学的な関心がはたらいていることを明らかにした。96~104 頁(9頁) 

単著  1981.3.30
倫理学年報第30集(日本倫理学会)
ヘーゲル『自然法論文』のなかの「人倫的なものにおける悲劇の上演」という、これまで十分に解読されてこなかった難解な一節を読み解く。普遍(国家)と個別(個人)との相互の自己犠牲を通じての和解というドラマトゥルギーのなかに、自由と共同性をめぐる近代的な社会哲学の原理の把握をみる。149 ~164 頁(16 頁) 
 

単著  1978.12.1
現代思想 第6 巻16号(青土社)
ヘーゲルの近代認識の深化を示す決定的なテクストであるイェーナ時代の「精神哲学」の草稿の国家論の翻訳。座小田豊と共訳。34~54頁(21 頁) 。